X-BLOG

The most certain way to succeed is always to try just one more time. --Thomas Edison

2006-10-31

ソフトバンクらしからぬ

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11/1 追記

私の会社で、とある社員が言っていました‥。
ソフトバンクは、予想外割の他社への通話料金を他社並みに値下げするらしい。ソフトバンク同士の無料通話は月間200分制限があるらしい。恋人や単身赴任家庭が良く使うであろう21時-24時は、無料じゃないらしい。全機種0円、は「頭金が」0円らしい。2年かけて分割払いをするらしい。しかもソフトバンクの端末は恐ろしく高いらしい(5万とか7万とか)。所詮割賦販売だから中途解約や、機種変更すると残債を一括で払うことになるらしい。

これだけマスコミが騒いでいても、知らずに買ってしまう人もいるだろう。2年間、機種変更すらしない、ソフトバンクにしか電話しない、夜9時以降は電話しない、請求書はネットで十分、そういう人にとっては最高のケータイだけど。

複雑怪奇な料金プランを変えたい!と言っていた孫さんは嫌いではないが(というより好き)、結果、3キャリアで一番複雑怪奇な料金プランになってしまったのも事実。しかも0円ばかり特大フォントで書いて、但書きを6ポイントくらいの小文字で書いちゃうのは、やっぱりズルイと思う。だから私はソフトバンクが正真正銘の最安ケータイになったとしても、ズルイ会社のケータイにはしない!と思ったわけです。

そこへ妻からケータイに着信があり、嬉々として‥‥

『実はケータイ変えたんよ。ソフトバンクに!』
『何万もする新しいのんが、今ならタダやって!通話料もタダやで!』
『ドコモのコンピュータがこわれて、ソフトバンクに殺到しとるらしいよ、ウチすんなり変えられてラッキーやわあ。』

これは夢か、どっきりか?
妻は、「アホ」がつくほど素直で、人を疑わず、まっすぐな女性なのです。私は『よかったなあ』としか言えませんでした(涙)

『これからは、タダやし、長電話できるなあ!』‥(私のケータイはau)


許すまじ、ソフトバンク。
全財力を投じて、売り崩してやる!と出来もしないことを思ったのでした。。。

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こんばんは、Xです。

番号そのままキャリアが変えられる、とっても魅力的なことがスタートしました。といってもau一筋の私にとっては、なんのメリットもありませんが、サービス向上につながると期待してます。

ソフトバンクモバイルにとって、転入者より転出者が多いこと(すなわち純増ではマイナス)は、予想内だったろうし、CM等でも乗り換えについて訴求しなかった。その数字の予測から、他キャリアからの顧客照会系のシステムが高負荷状態になることも予想内だったように思う。しかし手を打たなかった。企業は得てして後ろ向きなIT投資は行わない。客を奪われるためのシステム増強なんてしないのが普通の感覚である。というかインターネット事業者にとっては普通の感覚である。ところがテレコム業界はとっても保守的で、それがインフラとしての安定感、安心感につながっている。電電公社から脈々と受け継がれる業界体質であり、国民もそれを享受し、また期待している。

ソフトバンクはインターネット事業者であり、企業体質が若干違う。スピード重視の「どろ縄式経営」である。だからこそ、後発にもかかわらず勝負ができる。新規参入組はそうでなくてはならないし、だからこそ国民が享受できるサービスが<インターネットの世界では>増えてきている。

孫正義の決断と指示は、「逃げていく客のためのコストより、新たな客をつかまえるコストを割け。」であったように思う。マイナス方向のコストを割かない、それは事前に照会系システムを分離、増強しないこと。だから、システム停止も予想内。「新規申し込みが殺到してシステムダウンしちゃいました。」そういえば返って宣伝効果にもなる。一報プラス方向のコストを割く、それが0円の予想外割、のはずだった。確かに孫氏のトップレベルではシンプル且つ十分なコストを割いたプランだったと思うが、企画、実務レベルに落ちたときに複雑になって保守的になってしまった。複雑で、あんまり魅力がない料金プランになってしまったのである。それが孫氏にとっての予想外、であったのでは?

実際、私も予想外割(=ゴールドプラン)、対auユーザを見据えたオレンジプラン、対Docomoユーザのブループランを見てみた。

オレンジはauの料金プランのそっくりさん、ブルーはDocomoのそっくりさん。月額基本料金がそれぞれ210円安い。ただし請求書は郵送ではなく、オンライン。郵送にすると105円余分にかかる。だから実質は105円安くなるだけ。よほど端末(電話機)に魅力がないと、固定層は動きにくい。

しかもソフトバンクは、au、Docomoが値下げをしたら、24時間以内にオレンジ、ブルーを値下げする(同値以下にする)、と言っている。これが本当だとしたら、もし「同一キャリア間通話を無料にする」とauやDocomoが言ったらどうするのだろう。今回の目玉プランのゴールドプランは、よくよく見ると、同一キャリア間通話を除けば割高なプランである。au、Docomoが無料にしたら、オレンジ、ブルーがソフトバンクでもっともお得なプラントなり、ゴールドプランの存在価値がなくなってしまう。

一見、完全無敵の3料金プランではあるが、一番の問題は、予想外割が実は複雑で条件が多く、要するに「イマイチ」であること。はっきり言って「携帯なんて、ちゃんとつながって話ができればOK。」とする、ビジネスユーザ(単価も高く、うるさいこと言わず、何となくずっと使ってくれるありがたい客)は、ソフトバンクには移行しずらい。一方、若者や学生は情報を読み解く時間も割くし、それを苦に思わない。自分の携帯利用スタイルにとって、1円でも安いほうに動く。だからソフトバンクに変更するかもしれない。しかしその客層は、他キャリアを魅力的に感じれば、躊躇無くソフトバンクを捨てるだろう。固定客にはなりづらい、と考える。

文頭に書きましたが、私はauのヘビーユーザで、毎月結構多額な料金を払っています。今回のMNP制度でも他キャリアに動くつもりは全くありません。auを超える魅力をもったキャリアがないからで、ソフトバンクには多少期待(?)していましたが、あーやっぱりね、ということでau継続です。

マーケッティングは難しいなあ、と今回つくづく思いました。しかし、ソフトバンクの仕掛けがあるからこそ、業界が変わり、サービスが変わっていく。そこは評価すべきだと思う。ソフトバンクらしからぬ、とタイトルにしたのは、「予想外割」に保守的なリスクヘッジが見られたからで、残念です。誰と話しても0円。細かい条件などつけずに、いつものように大赤字で事業をスタートして欲しかった。孫氏もきっと残念に思っているだろう。既にソフトバンクがベンチャー企業ではなくなった証拠でもある。

とここまで書いたが、孫正義という事業家は私よりも全てにおいて優れた人物です。当たり前ですが。だから蓋を開けてみたら、「ソフトバンクがナンバーワンキャリア」となっているかも知れません。私のような凡人に「予想外だ!」と言わせてください、孫さん。

ちなみに半年くらいたってMNPが落ち着いたときの業界勢力図は、

au > Docomo > Softbank

となるであろうことは、既に予想内だが、これをなんとか覆して欲しいと思います。孫正義のようなスケールの事業家は稀有であり、保守的なテレコム業界に風穴を開けて欲しいと思う。

2006-10-25

美味しい組み合わせ


こんばんは、Xです。

試しに買ってみたお茶を紹介します。

はちみつ入り緑茶 『SWEECHA』 です。

この組合せ、アリです。小学校の時、遠足に持っていく水筒に母親が砂糖入り麦茶を持たせてくれたことを思い出しました。渇いた喉に沁み込む、甘く香ばしい香り。どんなジュースより美味しかった気がします。そういえば昔の麦茶は今のようにティーバックではなく、麦のつぶつぶ(?)をヤカンで煮出して作っていました。香りも味もずっと良かった。
『SWEECHA』 おすすめですよ。

2006-10-24

多忙にて

こんばんは、Xです。

先週から3日もメルマガを配信できずスミマセン。決して蔑ろにしている訳では無いのですが、本業で忙殺されております。先週は水曜より東京ビッグサイトでのビジネスショウ対応。連夜の接待会食、金融機関サンからのアプローチ応答など。社内では新事業の社内コンペ審査、新入社員の面接や歓迎会、雑誌の取材など。週末は来年拠点を立ち上げ予定の東南アジアの「とある国」への日帰り視察‥。あー、かなり疲れました。最近は、またまた企業投資熱が上がってきたのか、当社へ投資したいなどと隣の枯れ芝生を青く見る方々が増えてきて、そんなに資金を出したいなら丸ごと買って、上場だろうが何だろうが好きにやってくれと思ってしまう今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?(きっこ様ゴメンナサイ)

さて、そんなこんなでメルマガも配信できず、相場すら眺めていなかったわけですが、日経は順調に17000へ向かって足固めをしているようです。逆張リストな私としてはここらで大きく下げに賭けたいところですが、正体不明の買い安心感は今しばらく続きそうです。システムトレードの成績ですが、18日まで配信して、マイナス410円です。後6日ありますし、十分勝機はありますが、何とも連日の「売り指令」に不安を覚えなくもありません。‥とここまで読んで頂いた方に先にお知らせしますが、明日も売りです(笑)ロスカットは180円です。

話題が変わりますが、ソフトバンクの新CM見ましたか?キャリアウーマン風のキャメロン・ディアスが携帯片手に忙しく歩いているCMです。ロケ地はきっとニューヨークかな。個人的にはキャメロンの胡散臭さが大好きで、意味も無く華美なところがソフトバンクにピッタリだと思ったりします。ナンバーポータビリティなんか一切無視で、「どう?カッコいいでしょ?」と訴求するだけの戦略も個人的に好きだったりします。どうせなら孫氏と二人でそれぞれが携帯通話に熱中しながら並んで歩く、なんて絵も見たかったな。事業が赤字だろうが何だろうが、孫正義という有価証券は打ち出の小槌、どんどん派手にやって欲しいと思います。

それから、我らが(?)全日空ですが、ホテル事業子会社をインターコンチに売却、というか合同会社に転換するとのこと。全国の全日空ホテルも「ANAインターコンチネンタル○○」と改名するらしいです。インターコンチなんて恐れ多くて利用しませんでしたが、株主優待で宿泊してみたいです。
飛行機ツナガリで今気になっているのが「海南島」。中国のリゾート地です。「ハイナントウ」と読むらしい。ハワイと同じ緯度にある南国で知る人ぞ知るリゾート地、とのこと。残念ながらANA直行便はなく、中国の他都市を経由しなければなりません。関空から海南航空の直行便があるらしいのですが、海南航空ってHPを見る限り、何だか怖い。。実は来月ハワイに遊びに行くのですが、海南島にすればよかったなあ、と思ってます。ちなみに、インターコンチグループのホリデイ・イン・リゾート亜龍湾三亜、ホリデイ・イン三亜湾リゾートもあります。

2006-10-10

北朝鮮の行く先は?

こんばんは、Xです。

アルファブロガー始め、ウンザリするほどこの話題で持ちきりだが、これ以上のトピックは無さそうなので私も一筆。

「戦争でさえ外交である」とするならば、国のトップとして核実験をし、保有国として認知させ、自国の安全を図るのは、100歩譲ってアリかも知れない。「俺は持つけどお前は持つな」的理論もおかしいとも思う。しかし、今回の核実験は明らかに交渉のカードであり、アメリカを二国間協議に引っ張り出すためだけのものに思える。そんな馬鹿げたことをしている今も自国の国民、一部の平壌市民以外は飢えに苦しみ、木の根をかじり、死に絶えているのである。これでは、銀行窓口で自分の子供の喉元にナイフを突きつけ、金を出さないと殺すという基地外と何ら変わりはない。国際社会に於いては、そんな要求が通るわけもなく、次々と自らの子供を殺していく。ミサイル実験に続き顔に泥を塗られた中国は、政策転換を迫られている(第一報は中国だったようだが、これで面子が保たれたとは言えまい)。韓国のノ・ムヒョン大統領も早々に太陽政策の限界を示唆した。ロシアのプーチン大統領も非難声明(軽めではあるが)。国連安保理の決議案採択は容易だろう。世界の見解が一致しているから、というよりアメリカが中東問題で手一杯、世論もあって軍事行動には踏み切れないお家事情がある。ペーパーウォーなら各国も賛同しやすい状況にある。どの道、金正日はアメリカしか見えていない。金正日はうまいこと<戦えない>アメリカを揺さぶったと思っているかもしれないが、アメリカは直接交渉には応じないと思う。金正日も冷酷だが、ブッシュも冷酷だ。北朝鮮国民を案じて、金正日の悪行に目をつぶるようなことはしない。爆撃もしない代わりに、話も聞かない。要するに彼の発言、行動予告を事実上黙殺するわけだ。そして金正日が自らの喉元にナイフを突きつけるまで放置するだろう。国家としての自爆テロである。そして<人道的>後始末こそアメリカの役目であり、世論も味方する。勝手な推論だが、私はそれが良いとは思えない。とばっちりを喰うのは、日本かも知れないからだ。米朝のポーカーに日本が付き合う必要はないわけだが、同盟関係がある以上そうもいかない。日本の安全はアメリカが守ると米高官が言っているようだが、どうして守れるのだろう。迎撃ミサイルの精度も実用レベルに至っておらず、配備さえ十分かどうか怪しい。そもそも日本の国防はザルだ。各国スパイの歩行者天国だ。テロリストだって隣人だ。日米同盟なんて、「殴られたら殴り返してやるよ」程度なのだ。要は殴られるのは仕方がないわけで、覚悟しなくてはならない。核ミサイルなんてハードパンチを食らったら、日本はお仕舞いだろう。日本の死後、アメリカが北朝鮮を殴ってくれたところで、後の祭りという他ない。日本にとって事実上カラッポの同盟関係に「魂」を注入しようとしているのがタカ派の安倍氏だ。しかし彼も首相になって、そうそう尖がってばかりもいられないし、戦争を永遠に放棄した平和国家の首相はそういうものだ。いっそブラフでも何でも良いから、金正日の顔を立て、米朝友好条約でも結んで、北朝鮮を米ドルでジャブジャブにして、金正日が実は大好きな「アメリカンカルチャー」とやらを国民に徹底的に刷り込んで、世界という名のアメリカに平和の誓いを立てさせ「第二の日本」にしてしまえば50年は平和、かも知れない。なんて無責任ながら思ったりもする。こんな呑気なことを書きながら、明日の相場を予想する私も、平和ボケしているのだろうけど。

平和ボケついでに‥。
今日もANAに乗りました。JALカウンター事件(?)から、かなりの頻度(週3往復かな)でANAに乗ってます。今夜もスーパーシートで飲む「一番搾り」は最高でした。機内食(栗ご飯御膳?)はお世辞にも美味しいとは言えませんが、CAさんのサービスレベルの高さにやられっぱなしです。羽田発伊丹行き最終便に乗ると、「○○様、お疲れ様です。」と声をかけてもらえますし、「キリンでしたよね?」と言ってプシュッ、と一番搾りを開けてくれます(勿論お酌はしてくれません‥開けるだけ)。引継ぎ事項というか乗客メモに私の個人情報(趣向に至るまで)が入っているんだな、と思うとアマゾン的怖さもありますが、やっぱり嬉しいものです。単純だな、私は。「よいしょ」されて機に乗るブタ、というべきか(汗)41便のスーパーシートで一番搾りを飲んでいる「ヒゲ」は私かもしれません、見つけたら‥無視してください(笑)。