光市の母子殺害事件
こんばんは、Xです。
今回は私の超パーソナルオピニオンを書こうと思います。こんな考えの奴もいるんだな、程度に受け止めて頂ければ幸いです。
掲題にある通り、山口県で起きた母子殺害事件。事件の概要は、1999年に本村弥生さん(当時23歳)が殺害後レイプされ、その時そばにいた長女夕夏ちゃん(当時生後11ヶ月)も殺害されたというもので、皆さんご存じのことでしょう。
広島高裁によると「当時少年であった被告人が、山口県光市所在のアパートにおいて、主婦A(当時23歳。以下「被害者」という。)を強姦しようとしたが、激しく抵抗されたため、被害者を殺害した上で姦淫しようと決意し、被害者の頸部を両手で強く締め付け、窒息死させて殺害した上、姦淫し、その後、同所において、B(当時生後11か月。以下「被害児」という。)が激しく泣き続けたため、その殺害を決意し、被害児を床に叩きつけるなどした上、首に紐を巻いて締め付け、被害児を窒息死させて殺害し、さらに、その後、同所において、被害者管理の現金等在中の財布1個を窃取した」となっています。
要すると、男がレイプ目的で家宅に侵入したが、抵抗されたので殺してからレイプした。その後子供が泣くので、子供を床にたたきつけ首を絞め殺した。ついでに財布を見つけたのでいただいた。それ以上に用がないので立ち去った。
‥こういうことである。
鬼畜としか言いようのない悪魔であり、もはや人として扱うことすら躊躇う犯行である。一審は無期判決。被告は十分に反省をしているとして、二審もその判決を支持。特に二審は、被告から友人に宛てたこの手紙を読んだ上で、十分に反省をしているとの判断。
「無期はほぼキマリでして、7年そこそこに地上に芽を出す」「犬がある日かわいい犬と出合った…そのまま『やっちゃった』…罪でしょうか」(被害者に対して)『ま、しゃーないですね今更。被害者さんのことですやろ?ありゃー調子付いてると僕もね、思うとりました。』
最高裁は差し戻し判決を出した。
被告の心情を汲み、遺影の持ち込みを拒絶し、刑事裁判において被害者には何の権利もないと嘯いた地裁裁判官の渡辺了造氏は猛省をすべき。
被告の手紙を見ながら、敢えて「悔悟の気持ち」を認めて一審の無期判決を支持した高裁裁判官の重吉孝一郎は猛省をすべき。
被害者の夫であり父である木村洋氏は当初から「できることならこの手で殺してやりたい」と言っていました。これがメディアを通して賛否両論、ちょっとした騒ぎになったのも記憶に新しい。
各所で議論が為され、既に目新しいアジェンダではないが、やはり思い浮かんでしまうのは「仇討ち制度」。
善悪はその時代に依って変わる。時の為政者によって変わりうる。徳川政権300年に渡って認められてきた「仇討ち制度」。遺族の直接救済を認めた政策である。しかし、仇討ちされた遺族のさらなる仇討ち(連鎖)、返り討ち(逆ギレ?)など、社会的には犯罪撲滅のためには、何の解決もしなかったことから、現行法では被害者の直接救済は認めていない。これは正しいと思う。もちろん仇討ち制度は復活すべきではないと考える。
ではなぜ現代において、非現実的ながら「仇討ち制度」の復活を求める声が増えているのか?それは、法の裁きが「代理救済」として機能していないケースが増えてきているからである。計画殺人を犯しても、7-10年で出所できる。それで殺害された本人や遺族は「救済」されるのだろうか?
殺害の事実認定そのものに異議を唱え傷害致死を主張した安田好弘氏と足立修一氏に対するバッシングも強い。しかし彼らは弁護士であり、依頼人の要求にできるだけフィットするよう動くのが使命である以上、モラル的或いは本質的な善悪はともかく、職務上致し方ない部分もある。(売名行為ももちろんあるだろう)
問題は司法である。渡辺了造氏、重吉孝一氏のような裁判官がいる限り、この議論に終わりはない。そして社会は混沌として行き、遺族が新たな被告となり、ケンカ両成敗的に同等の裁きを受ける日が来るかも知れない。この事件の終結内容によってはこの国に明るい未来は無いのかも知れない。
今回は私の超パーソナルオピニオンを書こうと思います。こんな考えの奴もいるんだな、程度に受け止めて頂ければ幸いです。
掲題にある通り、山口県で起きた母子殺害事件。事件の概要は、1999年に本村弥生さん(当時23歳)が殺害後レイプされ、その時そばにいた長女夕夏ちゃん(当時生後11ヶ月)も殺害されたというもので、皆さんご存じのことでしょう。
広島高裁によると「当時少年であった被告人が、山口県光市所在のアパートにおいて、主婦A(当時23歳。以下「被害者」という。)を強姦しようとしたが、激しく抵抗されたため、被害者を殺害した上で姦淫しようと決意し、被害者の頸部を両手で強く締め付け、窒息死させて殺害した上、姦淫し、その後、同所において、B(当時生後11か月。以下「被害児」という。)が激しく泣き続けたため、その殺害を決意し、被害児を床に叩きつけるなどした上、首に紐を巻いて締め付け、被害児を窒息死させて殺害し、さらに、その後、同所において、被害者管理の現金等在中の財布1個を窃取した」となっています。
要すると、男がレイプ目的で家宅に侵入したが、抵抗されたので殺してからレイプした。その後子供が泣くので、子供を床にたたきつけ首を絞め殺した。ついでに財布を見つけたのでいただいた。それ以上に用がないので立ち去った。
‥こういうことである。
鬼畜としか言いようのない悪魔であり、もはや人として扱うことすら躊躇う犯行である。一審は無期判決。被告は十分に反省をしているとして、二審もその判決を支持。特に二審は、被告から友人に宛てたこの手紙を読んだ上で、十分に反省をしているとの判断。
「無期はほぼキマリでして、7年そこそこに地上に芽を出す」「犬がある日かわいい犬と出合った…そのまま『やっちゃった』…罪でしょうか」(被害者に対して)『ま、しゃーないですね今更。被害者さんのことですやろ?ありゃー調子付いてると僕もね、思うとりました。』
最高裁は差し戻し判決を出した。
被告の心情を汲み、遺影の持ち込みを拒絶し、刑事裁判において被害者には何の権利もないと嘯いた地裁裁判官の渡辺了造氏は猛省をすべき。
被告の手紙を見ながら、敢えて「悔悟の気持ち」を認めて一審の無期判決を支持した高裁裁判官の重吉孝一郎は猛省をすべき。
被害者の夫であり父である木村洋氏は当初から「できることならこの手で殺してやりたい」と言っていました。これがメディアを通して賛否両論、ちょっとした騒ぎになったのも記憶に新しい。
各所で議論が為され、既に目新しいアジェンダではないが、やはり思い浮かんでしまうのは「仇討ち制度」。
善悪はその時代に依って変わる。時の為政者によって変わりうる。徳川政権300年に渡って認められてきた「仇討ち制度」。遺族の直接救済を認めた政策である。しかし、仇討ちされた遺族のさらなる仇討ち(連鎖)、返り討ち(逆ギレ?)など、社会的には犯罪撲滅のためには、何の解決もしなかったことから、現行法では被害者の直接救済は認めていない。これは正しいと思う。もちろん仇討ち制度は復活すべきではないと考える。
ではなぜ現代において、非現実的ながら「仇討ち制度」の復活を求める声が増えているのか?それは、法の裁きが「代理救済」として機能していないケースが増えてきているからである。計画殺人を犯しても、7-10年で出所できる。それで殺害された本人や遺族は「救済」されるのだろうか?
殺害の事実認定そのものに異議を唱え傷害致死を主張した安田好弘氏と足立修一氏に対するバッシングも強い。しかし彼らは弁護士であり、依頼人の要求にできるだけフィットするよう動くのが使命である以上、モラル的或いは本質的な善悪はともかく、職務上致し方ない部分もある。(売名行為ももちろんあるだろう)
問題は司法である。渡辺了造氏、重吉孝一氏のような裁判官がいる限り、この議論に終わりはない。そして社会は混沌として行き、遺族が新たな被告となり、ケンカ両成敗的に同等の裁きを受ける日が来るかも知れない。この事件の終結内容によってはこの国に明るい未来は無いのかも知れない。
6 Comments:
At 6/27/2006 02:23:00 AM, Anonymous さんのコメント…
こんばんは。
この事件、ただただテレビに向かって怒るだけでしたが、こうしてまとめて書いていただくと、問題点見えてなかったなと反省です。
ミニ日経ですが、楽天証券では今のところ上場時点での取扱予定はないということでした。ちょうど良い機会なので、もう一カ所口座を開こうと思っています。今目をつけているのは松井証券です。こちらは取扱う予定ですが詳細はまだ決まっていないそうです。松井証券のネットストック・ハイスピードというのに興味津々なのです。ただなぁ、家のボロWinノートぢゃなぁー。動くかなぁー。
At 6/27/2006 11:56:00 AM, Anonymous さんのコメント…
この事件って賛否両論なのでしょうが
私はこの旦那を支持します
何も知らずに仕事から家に帰って
妻と子供が殺されてたら・・
と考えたとき、自分ならどうしただろうと
とても考えさせられる事件でした
自分の存在意義とは?
何のために仕事をして、何のため生きるのか?
自分のためだけなら、責任のない日雇いで十分、
家族がいるから、辛い仕事も耐えられる
家族がいるから、休みの日は楽しく過ごせる
家族を取られたら・・何も残りませんね
時間をかけて判決が出るのも、有る意味良いことかもしれません
即、死刑判決が決まっていたなら、目標を失い抜け殻同然になったかも・・
奇しくも無期懲役の判決が、彼に生きる力を与え、長い年月が心を癒し、抜け殻に成らずに生きていく力を与えたと思ってます
長文失礼
At 6/27/2006 10:37:00 PM, xtakaphi さんのコメント…
けがりめさん>
ミニ日経はトレーダース証券でも取り扱うようです。ご参考まで。デリバティブ商品のオンライン取引では、ツールが充実しているとことは少ないですね。シンプルな注文画面とチャートぐらい。松井証券のは私もチェックしてみます。
まめさん>
>時間をかけて判決が出るのも、
>有る意味良いことかもしれません
‥なるほど、そういう見方もあるんですね。確かにそうかも知れません。到底癒えるはずのないくらいの傷ですが、戦うことによって、立っていられる‥つらいですが、ひとつの真理かもしれません。まめさん、深いなあ。。。
At 6/28/2006 12:59:00 AM, Anonymous さんのコメント…
ぞぞぞ、ぞ、ぞろ目です!!
33333 初めてーっカンドーっ
キリ番取ったことないしぃ
いつのまにか3万アクセス超えてるーっ
すみません。うるさくしました。。。
トレーダース証券、ありがとうございます。ちょっと調べてみました。今回はミニ日経の為の口座開設だから、日経225先物に強い証券会社を選んだ方が良いのだなとはっとしました(今頃・・・)。情報も充実してそうですね。あとトレーダース証券調べてたら、トレーダースと同列でひまわり証券を薦めているサイトがあって、ひまわりも興味津々なので問い合わせてみるつもりです。
どこの証券会社も詳細が確定しないのか、HPではのせてないですね。やはり証拠金が一番気になるところです。
At 6/28/2006 01:27:00 AM, xtakaphi さんのコメント…
けがりめさん>
トレイダース証券は私も口座持ちです。ひまわりにも持ってますが、結構システム障害があるので(といっても年数回)ですが、どうかな‥?あとタイコム証券もお奨め。なんといっても取引枚数限度が大きいです。300枚はいけます。実績があれば更にアップ。私は500枚までいけるようです。やりませんが(汗)証拠金でいうとトレイダースがSPAN×100%なので最安値でしょうか。情報も充実してますしね。現物株でもそうですが、複数口座作った方が良いですよ。システム障害で返済注文が効かなくなったりした時に、他の口座で反対の建玉をすればヘッジになりますし。
さて33333、キリ番おめでとうございます!賞品は‥けがりめさんが相場で勝てるよう、念を送っておきました(笑)
At 6/28/2006 03:04:00 AM, Anonymous さんのコメント…
・・・・・・・。
うまく考えがまとまらない、、、
なので、少し極端な意見になってると思います。
光市の事件に対しては、私も夫を支持します。
私がその立場になってしまったら、同じく復讐を考えるでしょう。
復讐を制度として考えた場合は、あまりにも残酷な手口や快楽のための犯行などに限定するという条件付で、賛成。
その場合でも、現行犯か決定的証拠がなければ不可にした方が良いと思う。
非常識な(というか、アホな)裁判官については、裁判官も人間なので色々なのが混じっていると割り切るしかないように思います。
弾劾裁判も国民審査も機能していないわけですし・・・
個人的には・・・
厳罰化絶対賛成!!
(死刑含む)
↑これには色々と意見が分かれると思いますが、情状酌量をしたり年齢などで区別したりということはするべきではないと思います(例外はあくまでも例外とすべき)
罪を犯した者の更正や社会復帰よりも、被害者やその家族の救済が優先されるべき。
なぜならば罪を犯すことについては、
だったらやるな!!
やったからには覚悟はできているだろう!!
↑という考えだからです。
(ただし、事故は話が別)
駄文、失礼しましたm(__)m
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