X-BLOG

The most certain way to succeed is always to try just one more time. --Thomas Edison

2006-05-25

投資のインセンティブ

こんばんは、Xです。


インセンティブ(incentive)

→刺激的な; 奨励的な; 刺激, 誘因, 動機 by goo辞書


営業マンのかたには給与の明細にインセンティブがあるかも知れません。営業成績に応じて基本給のほかに手当を出しますよ、という意味合いです。私の会社でもこれを導入しています。人参をぶら下げるわけではありませんが、幾ら売上を増やしても給与が増えないのでは、何だかやる気を無くしますよね。"もっと頑張る"動機になるわけです。

人間の行動には様々なインセンティブがあるわけで、例えば女性のお化粧は、もっと美しく見られたい、美しい自分でいたい、或いはお化粧もしない人だと思われたくない、といったことがインセンティブになっているわけです。男性がお洒落をするのは、女性にもてたい、格好良く見られたい、自己満足、などがインセンティブでしょうか。ともかく、人間の行動には全てインセンティブ(動機)があるわけです。

では投資、投機はどうでしょうか?個別銘柄選びのインセンティブは、配当だったり、ボラの高さだったり、誰かの推薦だったり、様々ですが、根本的なインセンティブは「お金を儲けたい」ということに尽きるでしょう。

一億総投資家時代が来るかも知れません。投資環境が整って、情報の垣根が低くなっていますので、近い将来そうなるかも知れません。Monexで小学生投資家がどうのこうの、という記事を見たことがあるくらい、今や誰でも投資家になり得ます。

投資のインセンティブは「お金を儲けたい」ということにして、ではなぜお金を儲けたいのか?

私は投資を始めた当初は、生活に直結していました。今ここにある100万を毎月5万ずつ生活費に切り崩してしまうより、投資をして105万に増やして5万を生活費に加えた方が良いのではないか?
ということでした。おそろしく甘い考えですが、そう思って始めたのは事実です。投資は余裕資金で、と言われます。これは失敗した時でも生活に支障がでないようにするためです。正しい。しかし実際は頑張って働いて、投資資金を作って、デビューされる人が多いように思えます。投資のインセンティブをたどると、楽をしたい、豊かな暮らしをしたい、働きたくない、等々。

私は現在、投資のインセンティブは生活に直結していません。投資先が全て飛んでも、生活に甚大な影響がないのです。老後の生活費は確かに心配です。しかし、今投資を止めれば、十分に豊かな老後が過ごせますし、たった今仕事をやめても、死ぬまで生きていけそうです。

では何故投資、投機を止めないのか?自分でも難しい問いです。心理的に負担がかかる行動ですし、せっかく大きくした資金を失う可能性もあります。「もうやめようかな」と思うことも最近よくあります。でも止めないのは、目的を達成するための手段そのものが、目的になってしまっているからだと気づきました。なにかのための投資ではなく、投資のための投資なのです。

これはもう中毒に近いです。オンライントレードの画面を見ても「リアルマネー」に見えませんし、1000万減ったところで、ガッカリはしますが、別に悲観的にはなりません。人間的感情が麻痺しているわけです。先日の投稿に書きましたが、人間的感情こそ投資の最大の障害である、ならば、私は投資マシーンとして優れているわけですね。失う事への恐怖というのが、あまり感じなくなってきているのです。

例えば会社で売上が1000万たつと、とても嬉しいです。汗水垂らして努力した甲斐があったなあ、と思います。しかし投資で1000万得ても、上手くいって良かった、ぐらいなんですね。減っても増えても、また明日、とすぐに切り替えてしまいます。

何が言いたいかと言うと、とても悩んでいるわけです。間違いなく「贅沢な悩み」であることはわかっています。しかしこんなインセンティブでお金を動かして良いのか悩んでいるのです。

このお金の使い道を見つけよう、と考えたりして、自分の資産で何が買えるのか調べたりしました。もっとも良い使い道だなあと思ったのは、後進国への援助です。学校もない、病院もない、仕事もない、ナイナイ尽くしの国の子供達は、ただ生きるためにだけ生まれ、生き続けることが叶わずに死んでいきます。日本では投資に失敗して破産し自殺しても、やもすると自己責任、なんて言われたりします。しかし後進国の人々は自己責任で苦しんでいるわけではありません。自己責任で命を落としているわけではないのです。世の中お金で全て解決するわけではありませんが、お金で解決することもあります。そうだ、そういう国に寄付をしよう、私は生きるための仕事はあるし、恵まれた国に生まれそれを享受している。富の配分をすべきだ、そう思いました。資産全額寄付をしたとしても、仕事を持っていますから、彼らのように生きることにシビアになる必要はありません。良いことを思いついたわけです。為替や物価の違いを考えると、信じられないくらい大きな貢献が出来そうです。
妻に相談をしたところ、大賛成してくれました。まあ妻は私のすることには全て賛成なのですが‥。

しかしそこでまた別の悩みが。
実行に移せないのです。簡単なことです。株券は売却して、証券口座から出金して、小切手にしてユニセフにでも送れば良いのです。10日もあれば完了しそうな作業です。
ところが出来ない。インセンティブを見失って、新たなインセンティブを見つけたのに行動に移せないのです。結局は、自分はお金そのものが大好きで手放したくなくて、たくさん持っているクセに、もっともっとお金が欲しい守銭奴なのかと、ガッカリです。本当にガッカリです。ガッカリしているくせに、それでも毎日何かしら投資活動を続けています。それを楽しんでもいます。やめられないのです。何重にもガッカリなのです。自分にガッカリです。

皆さんにとって何の益もないことを書いてしまいました。ごめんなさい。
今週末は久しぶりに教会へ行こう。告白してきます。

6 Comments:

  • At 5/25/2006 11:07:00 AM, Blogger yama5931 さんのコメント…

    「宝くじ」
    自問自答しております。交通事故に遭う確立より当たらない宝くじに当たったとして そのいちぶんでも寄付できるか?正直 私は出来そうにもありません。海より深い欲で浮かんで来れなくなるでしょう(苦笑)
    Xさんの正直な思いに、な?んの資産もない私でも大事な事を考える機会を投げかけて頂きまして 有難うございます。

     
  • At 5/25/2006 01:21:00 PM, Anonymous まめ さんのコメント…

    一言で言うなら贅沢な悩みです
    普通のサラリーマンは、
    100万でも一喜一憂しますから・・

    個人投資家は皆、資産増やし
    Xさんのように成りたいと願い、
    目標にするわけです

    では、目標を達成してしまったら
    使い切れない額のお金を手にしたら
    どうするか、お金は使わなければ意味がない
    自分や家族の欲求を満たすためにお金がある

    おいらが、数十億の資産を手に入れたなら
    妻と二人で世界中を旅して回ります
    それでもお金が余るなら投資します
    ベンチャー企業とか有望な個人とか
    育てる投資がしたいです。

    お金の使い道に悩んでる内は正常な心
    心を痛めることもなく
    使い道のないお金を集め始めたら
    心は守銭奴

    偉そうにすみません m(__)m

     
  • At 5/26/2006 01:38:00 AM, Anonymous けがりめ さんのコメント…

    今日もまた夕方からこちらが見れなくて(みどりのバックのみ表示されます)、先程12時過ぎてやっと見れるようになりました。前回騒いでたのも私だけだったし、やはり避難所にも何も書かれてなかったから、騒ぐのをぐっと堪えてみました。でも「まさか、投資もろともブログもやめちゃれってなこと!?」と、どぉきどきしてしまいました。ふーっ Mac1台Win2台で試しました。とすると私のプロバイダの問題かしらん・・・。

    週末は久しぶりの旅行です。楽しみだなー。日本脱出は出来ないけれど、時期ずらしてお休みとって、格安料金で行けるし満足満足。
    私は、ばあさまになったら船で世界一周旅行したいなぁ。

    んーXさんの深刻な悩みに対する言葉が出てこないです。旅先で考えてみよう。

     
  • At 5/26/2006 02:04:00 AM, Anonymous 作戦計画 さんのコメント…

    >xさん
    ずいぶんお悩みのご様子ですが・・・

    参考になるかどうかはわかりませんが、相場一筋50年の林輝太郎氏の著書「株式成功の基礎」から抜粋。
    (なお、文中の「休み」は建て玉をゼロにすることを意味しています)


    ・休養が必要である。
     それでないと精神的健康をとりもどせないのである。
     資金の小さいうちに「休み」を入れる習慣をつけておかないと、資金が増加し、建て玉も数万株になったときに対処できなくなってしまうのである。

    ・飛躍の目的の休みは、それこそ、ステップであり、投資活動どころか人生にとってのひと区切りなのだから、十分に効果のあるものでなければ意味がない。

    ・新しい出発点に立つ休みは、経験のない人には絶対にわからない。未知の世界だからだ。

    ・まず「休み」の期間。
     一日ではなく、一ヶ月か三ヶ月、六ヶ月でもよいが、少なくとも「利益を得た、資産が増加したという興奮」が完全に治まる期間が必要である。

    ・新聞を読まず、場帖もつけないのが有効という人が多い(ほとんどそうである)。

    ・旅行に行くのがよい、という人もいる。

    ・また、家の中の大掃除をしたり、カーテンを新しく変えたりするのも気分一新になっていい、という人もいるがこれもなるほどと思える。

    ・そして、いよいよ三ヶ月でも六ヶ月でも、休みの終わりが近づいてくる。
     だから最後の一週間か二週間は、さらなる飛躍のための準備にとりかかる。
     続けて書かなければならない場帖、グラフを描き足したり、資料を整理したり次第に相場の世界に戻ってゆく。その相場への戻りかたは、それこそ、次第次第に闘志わいてくる、という感じなのである。
     しかし、大儲けの夢が出てくるのではなく、休んだおかげで、力強い、いままでより一段と高い段階に昇ったところからの出発という実感が出てくるのだ。それも、浮わついたものではなく、着実に地に足がついていると自覚できるものなのである。
     人間としても落ちついてきて、それは他人が見たらすぐわかるほどなのだ。

     
  • At 5/26/2006 08:51:00 AM, Anonymous まめ さんのコメント…

    >けがりめさん
    おいらも、夕方グリーンバックになって見れませんでした。
    そんな時は、サーバー側の問題かなと思い放置ですw
    ちなみ、アメーバーブログは、アクセス過多で、すぐに落ちますw

     
  • At 5/26/2006 03:17:00 PM, Anonymous けがりめ さんのコメント…

    おつかれさまです。
    そうですか、まめさんもそうだったのですね。ではまたメンテか何かだったのですね。良かったー、騒がなくて。どうもです。

     

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